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仏壇を受け継ぐために|リサイズ(サイズダウン)という選択

金沢仏壇の宮殿の画像

「親の家を継ぐことになったが、立派なお仏壇が今の住まいには大きすぎる」
「マンションへ移るので、これまでのお仏壇では入らない」——。

そうしたとき、多くの方が「処分するしかないのだろうか」と悩まれます。
けれども、手放す前にもうひとつ、知っておいていただきたい選択肢があります。

それは、今あるお仏壇を小さく仕立て直して、これからも受け継いでいくという道です。

私ども山田仏具店では、堅地塗り・漆塗り・箔押しといった伝統技術をもつ伝統工芸士が、お仏壇の思い出を残しながら、暮らしに合った大きさへと仕立て直すお手伝いをしております。
このページでは、その「サイズダウン(リサイズ)」について、流れと費用の考え方をご紹介いたします。

お仏壇の処分そのものをお考えの方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
👉[お仏壇の処分を検討されている方へ|後悔しないための手順と「手放す前の選択肢」]

お仏壇を「小さくして受け継ぐ」という選択

お仏壇のサイズダウンとは、ただ寸法を切り詰めることではありません。
長年手を合わせてこられたお仏壇には、ご家族それぞれの思い出が宿っています。
その大切な部分を残しながら、今の住まいに合う大きさへと、職人の手で仕立て直す。
——それが私どもの考えるリサイズです。

お仏壇は、多くの工程が積み重なってできています。
これを一度ていねいに解き、活かせる部分を見極めたうえで、新しい寸法に合わせて組み直していく。
こうした作業は、それぞれの技術を知る職人でなければできません。

山田仏具店では、代表と専務の二名が伝統工芸士として、この仕立て直しにあたります。
家具を切り詰めるのとは異なり、お仏壇としての荘厳さと、ご家族の思い出を保ったまま小さくできることが、私どもの強みでございます。

残す部分は、ご依頼主様と一緒に決めてまいります

サイズダウンで何を残すかに、決まった正解はございません。
ご依頼主様のお仏壇への印象に残っている箇所、思い出のある部分をていねいにお聞きしながら、一つひとつ決めてまいります。

たとえば、ご先祖から受け継がれたお掛け軸、毎日目にしてこられた扉の蒔絵、手を合わせるたびに見上げてきた宮殿(くうでん)など、思い入れはご家族によってさまざまです。
お話をうかがいながら、完成時の大きさや、今後のお参りに合わせたお仏壇のスタイル、ご予算などに応じて、どの部分をどう活かし、どう仕上げるかを、ご相談のうえ決めていきます。

「ここだけはどうしても残したい」というお気持ちを大切にしながら、限られた寸法のなかで最もよい形をご提案するのが、私どもの役目だと考えております。

施工例 1:小さく仕立て直したお仏壇

リサイズ前
高さ1900×幅1320×奥行930(㎜)

仏壇のリメイク前の画像(200代)

リサイズ後
高さ350×幅400×奥行390(㎜)

伝統的な200代のお仏壇からのリサイズ例

お仏壇の内部に中柱や蒔絵、引き出しなど、目標とされるサイズ内に納められる限りを残しました。
外側はウォールナットの拭き漆仕上げ。
扉を閉めると、周囲の家具に溶け込むデザインに。

「うちの仏壇はどこまで小さくできる?」——そんなときは、まずお写真をお送りください。お仏壇の状態を拝見し、残せる部分や仕上げの方向をお伝えします。ご相談・お見積りは無料です。

ご本尊・お掛け軸と、お寺さんへのご相談について

お仏壇のサイズダウンにあたって、ご本尊やお掛け軸をどうするかは、気にかかるところかと存じます。

ご本尊がお掛け軸の場合で、寸法を変えたり表具を直したりするときには、魂抜き(閉眼供養)が必要になることがございます。
ただ、その要否や作法は宗派やお寺さんのお考えによって異なりますので、まずはお手次のお寺さんにご相談いただくことをおすすめしております
供養の手配につきましても、お手次のお寺さんへお願いしていただく形が基本となります。
お寺さんとのやりとりで不安な点があれば、わかる範囲でお手伝いもいたします。

費用の考え方

サイズダウンの費用は、完成時のお仏壇の大きさに大きく左右されます
仕上がりが小さくなるほど、使う材料や工程が抑えられるため、費用も抑えられます。

このほか、もとのお仏壇の傷み具合や、金箔をどれだけ使うかによっても変わってまいります。
傷んだ部分の手当てが多いほど、また金箔を広く押し直すほど、その分の費用が加わります。

こうした要素は、お仏壇を実際に拝見し、ご相談のうえでないと正確にお出しできません。
そのため、おおよその金額をこの場でお伝えするより、お写真をでも結構ですので、拝見したうえでお客様のご要望に応じた、一つ一つのお仏壇に合わせたお見積りをお出しするようにしております。
ある程度の費用の目安だけでも知っておきたいという方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。

全国どこへでも、出張・配送でうけたまわります

「金沢のお店だから、遠方では頼めないのでは」とご心配なさる方もいらっしゃいます。どうぞご安心ください。
お仏壇のサイズダウンや、御修復のご相談は、全国どこからでも承っております

これまでにも、北海道から九州地方まで、遠方のお客様からお仏壇をお預かりし、仕立て直してお届けしてまいりました。お引き取りからお届けまで、お仏壇を傷めないようていねいに扱いますので、距離を理由にあきらめる必要はございません。

まずはお住まいの地域とお仏壇のご様子をお聞かせください。
お預かりの方法やお届けまでの流れを、あわせてご案内いたします。

施工例 2 :小さく仕立て直したお仏壇

リサイズ前
高さ1600×幅750×奥行700(㎜)

リサイズ後
高さ845×幅420×奥行425(㎜)

100代のお仏壇とお掛け軸のリサイズ例
お手持ちのお掛け軸を表具直しをして、小型の三つ折り本尊に。仏壇本体を小型化しながらも、3幅のお掛け軸は代々受け継いできたものを使用しています。表戸や障子戸もサイズを変え、金具も含めて再構築いたしました。

どの事例も、ご依頼主様とお話を重ねながら、残す部分と仕上げを決めてまいりました。お手元のお仏壇がどのような形になるか、イメージの一助になりましたら幸いです。

手放す前に、一度ご相談ください

大きなお仏壇を前に「置く場所がない」「処分するしかないのか」と悩まれている方に、私どもはまず「小さくして受け継ぐ」という道があることをお伝えしたいと思っております。

長くお祀りしてこられたお仏壇を、思い出とともに次の暮らしへ。
山田仏具店は、伝統技術をもつ伝統工芸士が従事しているお店として、そのお手伝いをしてまいります。
どうぞお気軽にご相談ください。

お仏壇のリサイズや修復・無料相談

現在のサイズ、リサイズ後のご希望サイズを教えていただけましたら、おおよその費用感をお伝えいたします。
残したい部分や、仕上げの方向、現在の画像など具体的なご要望がございましたら、より詳細にご案内できるかと存じます。

※ご相談・お見積りは無料です。お気軽にどうぞ。

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