お仏壇を毎日お参りしていると、少しずつ変化が起きていることに気づきにくいものです。
しかし、ふとした瞬間に「あれ、金箔が剥がれてきている?」「なんだか黒ずんできたかも」と感じることがあるかもしれません。
この記事では、お仏壇によくある6つの傷みの症状と、それぞれどのような修理・対処ができるのかをご紹介します。
「これって直せるの?」と迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
① 金箔が剥がれてきた・色褪せている
金仏壇でもっとも多いご相談が、金箔の剥がれや色褪せです。
金箔はとても薄い素材のため、経年や湿気、お線香の煙などの影響で徐々に劣化していきます。
指で触れた部分が変色したり、ポロポロと小さく剥がれ落ちてきたりするケースもよく見られます。
部分的な剥がれであれば、その箇所だけ金箔を押し直す「部分修復」で対応できます。
全体的に色褪せが進んでいる場合には、分解して下地からやり直す「洗い・修復」をおすすめしています。
② 漆の表面が傷んでいる・剥がれている
漆塗りの表面にひび割れや剥がれが見られるのも、年数が経ったお仏壇に多い症状です。
漆は、直射日光を受ける環境では劣化が早まることがあります。
早期の紫外線による劣化や、小さなキズ程度であれば、研ぎ直して部分的に下地を行い、漆を重ね塗りすることで修復できます。
剥がれが広範囲に及んでいる場合は、古い塗膜全体をを丁寧に除去し、下地からの塗り直しが必要になります。
③ 木材が反っている・ひび割れている
木製の部材は、長い年月の間に湿気や乾燥の繰り返しで反りやひび割れが生じることがあります。
特に仏壇の扉や台座、引き出し部分などは木の動きが出やすい箇所です。
小さなひび割れであれば、木地を補修したうえで塗り直すことで修復できます。
反りが大きい場合や、構造に影響が出ているときは、部材そのものを新しく製作し直す場合もあります。
いずれの場合も、まずは状態を拝見したうえで、修理の範囲とお見積もりをお出しいたします。
④ 扉の建て付けが悪い・開閉しにくい
「扉がスムーズに開かなくなった」「閉まりが悪くなった」というお声もよくいただきます。
原因は、丁番(ちょうばん)の摩耗や金具のゆがみ、あるいは木材の反りなど、さまざまです。
金具の調整や交換だけで改善する場合もあれば、扉そのものの木地を修正する必要がある場合もあります。
日常的に使う部分だからこそ、放置すると扉が外れたり、他の部分に負担がかかったりすることもありますので、気になった時点で早めにご相談いただくのがおすすめです。
⑤ 金具が錆びている・変色している
お仏壇の飾り金具や丁番が緑青(ろくしょう:緑色の錆)に覆われたり、黒く変色しているケースもよく見られます。
金具は金属製のため、湿度の高い環境や経年で酸化が進みます。
錆が深く進行している場合は、メッキのかけ直しや金具の新調が必要になることもあります。
⑥ 全体的にススや油煙で黒ずんでいる
「仏壇全体がなんとなく暗い」「くすんで見える」という場合は、長年のお線香やろうそくの煙(油煙)による汚れが蓄積している状態です。
この場合、簡易清掃だけでは十分にきれいにならないことが多く、専用の洗浄液で丁寧に汚れを落とす「部分洗浄」や、分解して全体を洗い直す「洗い・修復」が効果的です。
洗浄後は、金箔の輝きや漆の艶が見違えるほど回復します。 「新品の時はこんなに明るかったのか」と驚かれるお客様も少なくありません。

まずは写真1枚から、お気軽にご相談ください
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もちろん、ご相談だけでも大歓迎です。
お見積もり後にしつこい営業をすることも一切ございませんので、どうぞご安心ください。
